大分海軍航空隊の実態記す ”謎の部隊”元操縦士が遺した回顧録

2025年4月19日放送 4:19 - 4:22 TBS
TBS NEWS (ニュース)

福岡・飯塚市の飯塚市歴史資料館には太平洋戦争中に存在した大分海軍航空隊を巡る資料が保管されている。元隊員の惣門秀男さんが得意の絵を交えて記した回顧録で、1943年11月からの約4か月にわたり厳しい教育を受けるとともに地獄の門などと記す様子が見られた。物資も不足し訓練中の事故が多発していたとも記されていて、耐用年数超過の機体がは空中分解のリスクがあったと専門家の亀田雅弘さんは指摘している。野球のバットを使った制裁が行われていたこともあったといい、惣門さんの手記にはバットを振る先輩が前線転勤となり安堵する様子も記されている。惣門さんは特攻のため出撃することなく終戦を迎え、1961年に38歳の若さで亡くなっている。亀田さんは大分航空隊は写真も残っていない謎の部隊であり、とても貴重な資料だと話している。戦後80年の回顧録は平和の尊さを訴えかけている。


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太平洋戦争大分県飯塚市(福岡)大分海軍航空隊飯塚市歴史資料館惣門秀男

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