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きょうのギモンは「大相撲、ロンドン熱狂なぜ?」。34年ぶりとなる大相撲ロンドン公演に現地では大盛り上がりを見せている。横綱・大の里と豪ノ山の一戦は寄り切りで大の里の勝ちとなった。もう1人の横綱・豊昇龍は霧島を送り出しで破っている。大相撲ロンドン公演は幕内力士40人以上が参加。今月15日~19日の5日間の成績で優勝が決まる。チケットは5日間すべてで完売。取組のほかに歴史・文化的価値なども紹介。今回の公演では両横綱による土俵入りや綱締めが実演された。海外公演は文化交流の役割を果たすことを目的に開催されている。ロンドンで大相撲公演が行われたのは1991年以来、今回で2回目。当時、地元の小学生と行った公開稽古には引退後の大横綱・千代の富士に、当時大関でロンドンで大人気だった小錦が見事なパフォーマンスで喝采を浴びていた。取組には若花田も参加。この時優勝したのは横綱・北勝海、今の日本相撲協会・八角理事長。当時、5日連続の満員御礼。イギリスでテレビ中継され、その年の最高視聴率を記録。前回と同じく、今回も会場となったのは“世界一有名な劇場”と言われるロイヤル・アルバート・ホール。1871年に開館し、普段はコンサートなどで使用され、ビートルズやボブ・ディランなども演奏したことのある場所。ホールの中央部分に約11トンの土が運ばれ土俵が作られた。AFP通信によると、200キロに耐えられる椅子を導入し、頑丈なトイレを設置。毎日、大量のお米を消費し、麺類の在庫が尽きてしまっている業者もあるという。イギリスメディアによると、相撲は近年人気が急上昇していて、海外公演は珍しいことから日本文化の魅力をさらに伝えることにつながると伝えている。来年は31年ぶりにフランス・パリでの公演が決まっている。