大船渡山林火災 突きつけられた課題

2025年3月13日放送 23:30 - 23:39 NHK総合
時論公論 (時論公論)

2月26日に岩手・大船渡市で山林火災が発生し、乾燥と強風によって燃え広がり、1人が死亡、210棟の建物が全壊などの被害を受けた。15都道県から派遣された緊急消防援助隊の2000人が消火にあたり、空からは陸上自衛隊などのヘリコプター15機が水を投下。だが、ヘリを飛ばせない夜間に炎上した他、風向きの変化は予想外の延焼をもたらした。3月5日に雨が降り、9日に鎮圧。日本でも温暖化による少雨は始まっていて、実際、大船渡市の2月の雨量は観測史上最も少なかった。また、山林火災の原因は約7割が人為的とされる。気象台からの通報を受け、市町村長は屋外での火を使用禁止するといった火災警報を出す。ただ、生活への影響が大きいことからほとんど出されておらず、大船渡市のケースでも発表されなかった。日本防火技術者協会の関澤愛理事長は「山林と居住地一体で起こる火災リスクを検討し、ハザードマップ、消防戦略を考えるべき」と提言している。


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