- 出演者
- 土方康 田代杏子 大沢幸広 松岡忠幸 近田雄一 橋爪秀範 井原陽介 金子峻 坂下恵理 五十嵐椋
オープニングの挨拶。
石川県は能登半島地震の被災者が、恒久的な住まいに移る費用の一部を負担するなど復興基金を活用して復旧、復興を進める事業費として、630億円余りを計上した補正予算案をまとめた。石川県は、ことしの秋以降仮設住宅などで暮らしている人たちが民間の賃貸住宅に引っ越したり、自宅を建て直したりして恒久的な住まいへ移る準備が進むと見ている。このため県は自宅の再建を希望する世帯には元の自宅のローンの負担を軽減するために利子の一部を助成し、民間の賃貸住宅への入居を希望する世帯には敷金や礼金を含む初期費用を給付するほか災害公営住宅への入居を希望する世帯には入居時に必要となる照明などの設備を購入する初期費用を負担する方針。また、いずれの場合も仮設住宅などからの引っ越しの費用を支援するという。県は、これらの費用として国の財政支援を受けて設置した復興基金を初めて活用することにしていて、復旧や復興を進める事業費として637億円を計上した補正予算案を今月10日に開会する県議会の定例会に提出する。
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- 令和6年能登半島地震石川県
能登半島地震で体育館が使えなくなった輪島市の輪島高校で生徒たちの発案で、中庭に特別なステージを設けてにぎやかな文化祭が始まった。ことしは学校の近くにある文化会館が使えなくなったため、生徒の合唱は取りやめになったがおおむね例年どおりに開催できたという。文化祭はあすも行われダンス部の発表やバンドの演奏などが予定されている。
能登半島地震の発生から今月で8か月となる中、富山県と石川県で被災した町並みや消防隊の救助活動などの様子を捉えた写真の企画展が富山市で開かれている。このうち石川県輪島市の朝市通り周辺を写した写真では大規模な火災が起きて車や建物など地区一帯が焼けていて被害の大きさを物語っている。また、氷見市で全壊した住宅をことし1月に撮影した写真では建物が屋根ごと崩れて木材や瓦などが道路をふさいでいる。このほか、会場のパネルでは地震の発生後、富山県では津波警報が発表され、富山市では80センチの津波が観測されたことや、富山県の緊急消防援助隊が石川県珠洲市で救助活動をした様子などが紹介されている。能登半島地震で富山県では54人がけがをして2万1698棟の住宅に被害が出た。企画展は来月31日まで。
広島市の原爆資料館には被爆者がみずからの体験を基に原爆投下後の街の様子を描いた原画およそ5000点が所蔵されていて劣化を防ぐために半年ごとに入れ替えて展示している。きょうからは“原爆と路面電車”をテーマにした原画6点が新たに展示された。このうち当時16歳で被爆した石井玲さんの作品では壊れた橋に止まる路面電車とともに橋の上で倒れ込む人や川に落ちて助を求める人の姿が描かれている。当時18歳で原爆投下の3日後、救護のために山口から訪れた山岡文子さんの作品では焦土と化した街の線路の上に仮設された救護所が描かれやけどを負った人たちを懸命に治療している様子が分かる。これらの作品は来年2月17日まで展示されその後は、また新たな原画に入れ替えられる。
漫画やアニメなどで大人気となった「北斗の拳」のスマホゲームとコラボレーションした観光振興のイベントが、福岡・岡垣町で始まった。岡垣町の波津海岸では、9月から11月にかけて、ひしゃくのように見える北斗七星が水平線の近くで海水をくんでいるように見える。町は、この現象を北斗の水くみとしてPRし観光振興に生かしている。今年のイベントは11月末まで行われ「北斗の拳」のキャラクターをあしらった10種類のバッジが販売されている。また、町の観光スポットや飲食店など13か所に設置されたQRコードを読み取ってスタンプを7つ集めると、ケンシロウが描かれたバッジをもらうことができる。このほか、海沿いの自転車道には1キロごとにキャラクターの看板が設置されていて、それぞれの場所で記念撮影ができる。
今日、地方に移住して地域の活性化に取り組む地域おこし協力隊の委嘱状の交付式が、県庁で行われ、福井・勝山市出身でアイドルグループ、AKB48の元メンバーの多田京加さんらが抱負を語った。県未来創造部の武部衛部長から委嘱状が手渡されると、多田さんは「私の若いパワーを生かして福井県の若い皆さんをたくさん発掘しどんどん日本中に広めていきたいです」と抱負を語った。多田さんらは、ビジネスや文化などの分野でチャレンジをする高校生から30代の若者の元を訪れたり、若者の活動を自身のSNSで発信したりしてチャレンジを応援していくという。
山口・下関市豊田町の梨農園で特産の梨が収穫の時期を迎え、地元の小学生たちが収穫作業を体験した。豊田町はおよそ20戸の農家が梨を栽培する県内有数の梨の産地で、このうち、山野農園では地元の西市小学校の3年生が毎年、授業の一環として梨の栽培方法学んでおり、17人の児童が育てた二十世紀梨の収穫を体験した。下関市豊田町の梨農園では今月下旬まで梨狩りが楽しめるという。
学校の清掃活動に役立ててもらおうと、山口・下関市の介護老人保健施設のお年寄りたちが、手縫いした雑巾180枚を地元の小学生に贈った。下関市豊北町の介護老人保健施設ももとせのお年寄りたち4人が、豊北小学校を訪れ贈呈式が行われた。そして全校155人の児童の代表に合わせて180枚の手縫いの雑巾を手渡した。雑巾には、チューリップや子どもたちの笑顔が縫い取られているものもあり、介護老人保健施設では去年、コロナ禍で作った雑巾を贈ったときにとても好評だったことからことしも贈ったという。
石川・加賀の山中温泉杉水町を紹介。国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されているこの地域では、赤瓦が特徴的な民家が並んでいる。そば店で営む霜下照夫さんは、約30年前に、生まれ育った家を残すためにそば屋を始めたという。娘の上出美恵さんも、杉水町でカフェを営み、息子の靖允さんはトウガラシを栽培する農家だという。他にも、杉水町には木をふんだんに使った子どもの遊び場などもあるという。
衆議院第2議員会館から中継。林官房長官が記者会見で自民党総裁選への立候補を表明する。自民党総裁選は来週12日告示・27日投開票。林氏は台風10号で被害を受けた人々にお見舞いの言葉を述べた後、自民党が政治とカネ問題で信頼を損ねる事態となっていることについて謝罪し、「平成7年に初当選、防衛大臣・経済財政担当大臣・農林水産大臣・文科大臣などを経て、党内では税調・行政改革などを担当、国会では予算・議運などに携わった」「現在の日本はコロナ禍がようやくおさまり、実質賃金上昇となりはじめているが、少子高齢化の進展、地方を中心とする人口減少・格差の広がりなど構造的な課題に加え、地球環境の変化や災害巨大化など地球規模のリスクに直面している」「政治の力・政策の力を遺憾なく発揮して不安を解消し、誰もが多様な選択肢を選べる姿を示すことでウェルビーイング向上社会を充実するため、日本の舵取りをやっていきたい」「少子化が続くと日本の人口が減る。これまでもさまざまな施策を打ってきたが、それより少し中長期の施策を打つことで未来に対する不安を解消したい」「晩婚化・非婚化の背景には非正規雇用の問題がある。そうした問題には底上げによる格差是正・地域活性化で”不本意未婚”を解消したい」「雇用改革が大事。職場を確保する自己実現が図れること、男性が家事育児をしやすい環境を作り、ワークライフバランスを改善したい」「チャットGPTが普及し、10年後・20年後にはどういう仕事があるのか、残っている仕事にどういうスキルが必要なのか。想像力・コミュニケーション能力・リーダーシップなどが必要となるため、そういう能力を公教育で学んでもらう」「地域活性化には地理的表示保護制度などを利用し、付加価値を上げ輸出が増え、価格が上がれば手取りも残る。観光と農林水産業を組み合わせ、交流人口を増大させ、そこに新しい雇用ができるという循環を作っていきたい」「何十年に一度という災害が毎年発生している。防災・減災をしっかり取り組み、国土強靭化でハード・ソフトの蓄積をやってきたがさらに推進する」「避難所はまだまだプライバシー・食事面などが世界と比べてどうかという指摘を受けているので、改善していかなければならない」などと述べた。
林官房長官の立候補表明については引き続きNHKのニュースサイトや「ニュース・防災アプリ」でライブ配信でお伝えする。古垣さんは「林さんは立候補する理由について『ウェルビーイングの向上を実現し、これまでの政治経験のすべてを国のために使いたい』と強調していた。林さんはかねてより総裁への意欲があり、参議院から衆議院に鞍替えするなど準備を着々と進めてきた。きょう改めてその覚悟を強調した格好。政治とカネの問題については『自民党は大きく信頼を損ねている。共感を得られる政治を取り戻す』と述べた。林さんとしては、政治改革や党改革に取り組むことで国民の信頼を得られる政治を実現したいという決意を強調した。政策面では全体的に岸田政権の流れを継承しているという印象。政治の力で誰もが未来に希望を持てる未来を実現すると訴えていた。具体的な政策としては『人口減少対策』『国土強靭化』『外交・防衛政策の強化』の3つの安心を掲げた。人口減少に対しては『地域活性化の鍵は農林水産業や観光業』と指摘した。また、外交安全保障分野では、地政学上のリスクも高まっているとして国民を守り抜く政策を展開する考えを強調した。農林水産大臣・外務大臣・防衛大臣を歴任した豊富な政治経験を役立てながら、日本の課題解決に取り組む姿勢を強調した形」と話した。総裁選の構図・情勢については「見通せない。今回は10人以上の名前が挙がっていて混戦の様相を呈している。総裁選候補者は、これまでは推薦人が必要となり5人が最も多かったんですが、それを上回り過去最多となる公算が高まっている。立候補予定議員は決選投票を見据えて支持固めを進めるものとみられる」と話した。
エンディングの挨拶。
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