サンデー・ジャポン (ニュース)
今週月曜日からブルワーズと対戦することになったドジャースだが、相手は今季0勝6敗と相性最悪。ただ、大谷選手にとっては6試合で3HRなど相性バッチリ。日本時間火曜日に行われた初戦。佐々木投手がポストシーズン初の失点を許したものの勝利したドジャース。だが大谷選手からは快音は聞かれず。2試合目の先発は山本由伸投手。快刀乱麻のピッチングでMLB移籍後初の完投。ポストシーズンでの完投はメジャー8年ぶりの快挙。大谷選手は20打席ぶりの安打を放ったが、本調子とはいえない状態。木曜日、異例の屋外でのフリーバッティング。ドジャースに移籍してからシーズン中に行うのは初めてのことだったが、もう少しで場外という推定150mの特大弾が飛び出した。翌日の第3戦、初回にスリーベースヒットで勝利に貢献。きのう土曜日、勝てばリーグ優勝が決まる第4戦。ポストシーズン2度目の二刀流登板。先頭打者を歩かせたものの続く打者から約161kmの直球で圧巻の3連続三振。ベンチに戻るや否やバッティングの準備に入り、迎えた第1打席、フルカウントからの6球目でライトスタンド上段へ。飛距離135.9m。MLB史上初の投手による先頭打者ホームランとなった。2回、ピッチャー大谷は3者凡退。4回は1アウト三塁のピンチを迎えるも2者連続の空振り三振に仕留め、直後には今季自己最長143mの超特大アーチ。その後、5回・6回を3者凡退に切り抜けた。復帰後最多となる10奪三振の力投を見せ、本拠地ファンは大きな拍手を送った。1アウトランナーなしの場面で迎えた第4打席、この日3本目、プレーオフ5号目となるホームラン。飛距離130.1mと再び特大弾をマーク。9回、佐々木投手が2日連続のマウンドへ上がり、ドジャースがナショナルリーグ優勝を決めた。大谷選手はシリーズMVPに選出された。シャンパンファイトでは笑顔を見せ、会見では「どちらかというとディフェンス面でのマウンドでのパフォーマンスを重視して試合の中には入っているので、これから見返していいとこ悪いところを探したいと思っていますし、全体的にはできすぎだったのかなと」と話した。