新美の巨人たち 新美の巨人たち
葛飾北斎の雪中美人図の表面は黒だが、日本画家の向井大祐さんが塗っていたのは蛇の目傘の裏側。えんじ色に塗っていた。実際に表側は黒だが、裏側がえんじ色。専門家は透ける効果を考えて表側を黒く塗ったという。向井さんは絵の中には随所に黒が使用されているが、その中で蛇の目傘の方だけ裏側にえんじ色を入れたのが他の黒との差別化になっていて、こだわった所に感じるという。雪の中花魁が立っている。北斎はこの虚構の情景に情熱と細工を施していた。
- キーワード
- 葛飾北斎[初代]雪中美人図 蜀山人賛
