太陽光パネル 普及と廃棄の問題 / 令和のゴミ問題と解決ビジネス

2024年3月2日放送 10:36 - 10:43 テレビ東京
週刊ビジネス新書〜明日から使えるビジネスのヒント (週刊ビジネス新書)

太陽光パネルの普及と廃棄の問題について。伊集院光は「震災後再生可能エネルギーに移行しようという動きがあったが、その時点では再生可能エネルギーのための太陽光パネルの再生方法なんかなかった。間に合ってくれてよかったです」とコメントした。エヌ・ピー・シーのホットナイフ分離法は形状をとどめた太陽光パネルのみに使用できるもので、災害などで破損したもののリサイクルにはまだ課題があるという。入山章栄は「太陽光パネルはCO2を出さないがパネルがゴミになる問題があった。これからは太陽光パネルが別の太陽光パネルに生まれ変わるという未来が見える。素晴らしい技術だと思う」と話した。太陽光パネルの普及にはFITの開始が影響しているが、日本は山あいなので太陽光パネルは向いていないという。
重要な言葉に「3R」がある。リデュース「減らす 」、リユース「繰り返し使う」、リサイクル「再利用する」を進めていくことが大事だと言われている。特に注目されているのはリサイクルで、価値転換することで新しい市場が出てくる。衣服の廃棄は今1年間に15億着あるという。2007年創業のベンチャー企業「JEPLAN」は世界で唯一のケミカルリサイクル技術を有し、ペットボトル・洋服のリサイクルを展開している。現在は不要になった衣類からポリエステル繊維を取り出し新しい洋服にする事業を展開している。この会社の社長はデロリアンを綿繊維をリサイクルしたバイオエタノールを燃料に走行させるなどのアピールを行っているという。伊集院光は「一気に全部電気自動車にしてしまったら廃棄する電池をどうするか、電池を作るときの環境破壊をどうするかなど置いてけぼりにしがち」と話す。


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