兵庫県知事選挙は疑惑から全会一致での不信任案を可決されて失職し、出直し選挙に臨んだ斎藤元彦前知事が再選している。支援がなく苦戦が予想されていたものの、SNSでは約400人ものデジタルボランティアがSNSに演説の様子を投稿するなど、選挙活動が功を奏したものと見られる。専門家の田崎史郎氏は県立大学の無償化や県立高校整備という実績を掲げることが再評価につながったと見ている。これまでに斎藤氏が掲げた公約は98.8%が着手・達成となっていて、投票の際に重視したのは政策や公約が39%に対し、文書問題への対応はわずか10%だった。投票率も14.55ポイント増の55.65%となっている。斎藤知事は政策を続けてほしいという声も大変強かったと振り返っている。田崎氏は斎藤元知事をめぐり、今後は県議会・県職員からの不信感を融和できるかが焦点となると伝えている。