news every. NNN戦後80年プロジェクト いまを、戦前にさせない
都内に住む白石美花さんと、義理の父の邦夫さんは、邦夫さんの父の安五郎さんの記録を大事に保管しているという。安五郎さんは、邦夫さんが3歳のとき、太平洋戦争で35歳の若さで戦死したという。安五郎さんは、昭和7年、23歳のときに民間の捕鯨船の乗組員になった。33歳のとき、捕鯨船「第八京丸」は旧日本海軍に徴用された。戦争が始まると、第八京丸はサイパン島で敵の警戒などにあたり、昭和19年2月に米軍の攻撃を受け沈没した。その際に、安五郎さんは戦死したという。戦死の報せの後、安五郎さんの遺骨が届けられたが、箱を開けると石しか入っていなかったという。