NHKニュース おはよう日本 イラスト解説 ここに注目!
女流棋士として三冠を持つ西山朋佳女流三冠が棋士への編入試験に臨んでいて、きょう結果が出ることとなる。棋士と女流棋士の2つの枠組みの中、棋士は女性もなることができるものの歴史的な背景や競技人口の違いからこれまでに1人も女性の棋士はいない。西山さんは強気の手を得意とし剛腕との異名も持つが、4年前に奨励会を退会すると女流棋士として活躍を続けている。一方で編入試験は2006年に設けられ、女流棋士・アマチュアが棋士と戦う公式戦で結果を残すと受験が可能になる。棋士となって経験の浅い5人が相手であり、3人に勝利すれば棋士となることができる。西山さんはここまで2勝2敗であり、最後の相手は柵木幹太四段となる。奨励会時代は西山さんは柵木四段に敗れ続けているが、4年近く公式戦での対局は行っていない形となっている。日本将棋連盟は創立100年を迎え、女流棋士制度は創設50年を迎えているが、女性の棋士の誕生も注目となる。