導入から1年 刑務所の変化は

2026年6月12日放送 7:35 - 7:41 NHK総合
NHKニュース おはよう日本 (ニュース)

刑務所にいる受刑者に占める再犯者の割合は53.7%。再犯者を減らすために去年6月、懲役刑などに代わって新たに拘禁刑が導入された。導入から1年、刑務所での取り組みを取材した。北海道東部にある帯広刑務所では再犯をした受刑者など約70人が収容されている。30代の男性受刑者は詐欺などに罪で2度目の服役をしている。拘禁刑でも罪や被害者の心情に向き合う指導を続けている。今、男性は刑務所が実施している畑での農作業に取り組んでいる。帯広刑務所は犯罪を繰り返させないため、出所後に自立できる力をつけさせようとしている。従来の懲役刑では会話は最低限とされてきたが、拘禁刑ではコミュニケーション能力を養うため必要なやりとりは積極的に行うよう働きかけている。栽培の責任者も任せることで周囲と協力する経験を積ませる狙いがある。出所後に自立させ再犯を防ぐ拘禁刑では受刑者の特性に合わせたプログラムを組むことが特徴。高齢などを理由に自立が困難な受刑者への対応が求められている。東京にある府中刑務所では約1700人いる受刑者のうち65歳以上の高齢者は2割近くを占めている。犯した罪に向き合わせる取り組みと合わせて新たに身体・認知機能トレーニングが行われている。こうした機能が低下すると出所後の社会復帰への力が衰え、再犯のリスクがあるとされている。トレーニングを通して自立した生活を送る力を維持する狙いがある。さらに社会との接点がなくなり孤立して再犯をすることがないよう福祉につなぐことがカギになる。社会福祉士が出所を前にした受刑者と面談し環境を整えている。


キーワード
法務省府中刑務所犯罪白書東京都帯広(北海道)帯広刑務所

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