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小林史さんとともに第47代大統領に就任したトランプ大統領について伝えていく。30分にわたる就任演説では「黄金時代の幕開けを目撃している」「かつてないほど偉大で強力な国になる」と言及し、アメリカ第一主義に対する自信をのぞかせた。小林さんは従来はどのような理念を持っているかを語るものの、トランプ大統領は自分がやりたい政策を並べる異例の形と紹介。また「例外的」という言葉を用いて特別な存在であるとともにバイデン政権で失われた優位性を取り戻すことを主張している。関税による製造業強化などアメリカの繁栄のみを追求した形となっている。バイデン政権の78の行政命令を取り消すことや、パリ協定・WHOの離脱、カナダ・メキシコ産製品に25%の関税を課すことの検討や、メキシコの国境警備のために国家非常事態を宣言して軍隊を派遣することを検討している。中間選挙までにインフレ対策などで2年以内に実績を作る必要があるためにスピード感を最重視したものと見られる。その一方でバイデン政権の進めてきた環境政策を撤廃することは懸念される。一方で予算・人員を削減することで政策実現の障害を撤廃し、大統領に権限を集中させる構想も見られる。また、就任式にはテスラのイーロン・マスク氏以外にもメタのマーク・ザッカーバーグ氏やアップルのティム・クック氏などIT業界の有力者も多く並んでいたが、現在ではAIやビットコイン・宇宙開発にも意欲的な姿勢を見せていて、背景には中国との競争に負けられないとの思いもあると見られ規制緩和を進めることが予想される。一方で大企業の優先はインフレに苦しむ国民との意識の乖離につながることが懸念される。