羽鳥慎一モーニングショー ニュースをわかりやすく 羽鳥パネル
Q「年越しそばで血糖値が上がりやすいのは?」。選択肢:とろろそば、天婦羅そば、鴨南蛮そば。A「とろろそば」。北里研究所病院糖尿病センター長・山田悟のスタジオ解説。LINEで質問、意見を募集。投稿方法を紹介。JAXA宇宙飛行士・野口聡一、バイオリニスト・廣津留すみれ、玉川徹のスタジオコメント。炭水化物、ブドウ糖、たんぱく質について言及。
糖質過多になると食後高血糖になりインスリンの分泌で血糖値が急降下する血糖値スパイクが生じる。糖質疲労(眠気、だるさ、集中力が続かない、イライラするなど)の状態が続くと糖尿病のリスクが上がり、脳卒中、心筋梗塞の発症リスクも高くなる。糖質疲労チェックテスト(朝食を抜く、フルーツのみという生活が習慣化、早食い、腹いっぱい食べたはずがすぐにおなかがすく、カロリー制限や脂質制限ダイエットを繰り返している)の紹介。1つでも当てはまり、食後眠気を感じる場合糖質疲労の恐れ。野口さんは「早食いが当てはまる」、山田さんは「食後のデザートは純然たる欲望」と話した。クイズ・糖質前に取ると食後血糖値が上がりにくいのは?正解は唐揚げプラスマヨネーズ。山田さんは「糖質を取る前にタンパク質と脂質を両方取ることでインスリンの分泌が早まり糖質疲労の予防につながる」と話した。
山田さんは「ベジファーストもあり。プロテインファーストでもオイルファーストでもよく、血糖上昇を抑制するのがオイルファースト」と解説した。日本人対象の研究で糖質・白米、糖質タンパク質の白米、ゆで卵、豆腐、糖質、タンパク質、脂質の白米、ゆで卵、豆腐、マヨネーズ、糖質、タンパク質、脂質、食物繊維の白米、ゆで卵、豆腐、マヨネーズ、ホウレンソウ、ブロッコリーで食後の血糖値の変動を調査。結果は一番上がるのは白米のみ。上昇率が低いのは白米、ゆで卵、豆腐、マヨネーズ、ホウレンソウ、ブロッコリー。オイルファーストの紹介。山田さんは「糖質よりも先に脂質が胃に入ることで血糖値の急上昇を抑える」「ベジファーストでもオリーブオイルをかけているのでオイルファーストともいえる」と話す。カーボラストの紹介。山田さんは「脂質やタンパク質が先に消化されることで炭水化物の消化・吸収がゆっくりになり血糖値の急上昇を抑える」という。糖質疲労を改善する新常識では三角食べは糖質疲労を予防しきれない可能性がある。三角食べの紹介。玉川さんは「ダメな食べ方はばっかり食べといわれた」、野口さんは「今の常識は居酒屋食べ。唐揚げマヨネーズから食べてしめのラーメン」、山田さんは「お酒は血糖値の上昇を抑えるが、発がん性をいわれている」「ビールは糖質がある」と述べた。
米国の研究で、カーボファースト、カーボラスト、三角食べで血糖値上昇の度合いを調査したところ、急激に上下動はカーボファースト、三角食べ。上昇が緩やかなのはカーボラスト。おすすめ食事例・ステーキ定食はステーキとマヨネーズをかけたサラダから食べ、残りのステーキと白米を一緒に食べて完食。廣津留さんは「食生活はイメージじゃダメ。ちゃんと勉強したら脂質も。自分にあった食生活にするなら勉強しないと」、野口さんは「油がブレーキになると知って、年末年始が楽しみになった」と話した。廣津留さんはグルテンフリーについて質問し、山田さんは「グルテンフリーとダイエットはほかにも糖質がある日本ではあまり成立しない。糖質抜きダイエットもあるが、つらくリバウンド。適切な量の糖質を楽しむのが重要。どう食べるか、どう楽しむかを重点に置いてきれいにやせる」と解説した。野口さんは「ケーキを食べるときの救いは?」と尋ね、山田さんは「フレンチのフルコースなら前菜からアルコール、デザートをたべても血糖値はフラット」と説明した。玉川さんは「三時のおやつは?」と質問し、山田さんは「ケーキは乳脂肪が入っている。和菓子のほうが血糖値があがりやすいが、小さい。大きさを含め理にかなっている」、「ケーキだけ食べるなら、ナッツ」と答えた。