広島県知事に聞く核抑止論虚構か現実か/「核抑止はフィクション」大きな反響/「核武装は安上がり」実際は?/破綻寸前の事例/核使用のハードルアメリカロシアで低下/核抑止ではない平和への方法

2025年8月15日放送 8:55 - 9:26 テレビ朝日
羽鳥慎一モーニングショー (ニュース)

視聴者からLINEで質問・意見を募集している。パネルコーナーはTVer・ABEMAで配信中。
湯崎知事は平和記念式典のスピーチで「核抑止はフィクション」などと述べた。核抑止とは核兵器による耐え難い反撃を行う意図と能力があることを示すこと。世論調査で日本は米国の核兵器の力に頼ることはと質問し不要と答えた人が55%。湯崎知事の発言にSNSでは賛否の声がある。
参院選当選者125人にアンケートをとり8人が核兵器を保有すべきだと回答した。湯崎知事は「核抑止の維持に年間14兆円超が投入されている」と話した。アメリカは2026会計年度の国防費予算は約148兆円計上。核武装は安上がりかについて専門家は「防衛費は膨らむ」と話した。核武装について「国際社会から経済制裁を受けて大きな痛手となる」と話した。
湯崎知事は「核抑止も破綻寸前だった事例もある」と話した。アメリカ元国防長官によると、冷戦期にアメリカで少なくとも3回ソ連で2回核の誤警報があったと指摘した。冷戦期ソ連の早期警戒衛星はアメリカから5発の核ミサイルが発射されたと発信した。しかし、ソ連中佐が誤警報を判断し核戦争を回避した。キューバ危機ではソ連・アメリカが核兵器仕様も視野に入れていた。1962年10月27日アメリカがソ連の潜水艦に対し警告のための爆雷を投下した。潜水艦艦長は核魚雷の発射を提案したが副艦長は同意せず発射は阻止された。アメリカは使える核の開発を進め配備している核弾頭は1770発。ロシアは核で恫喝を繰り返し配備している核弾頭は1718発。
湯崎知事は平和記念式典のスピーチで「核抑止とは武力の均衡のみを指すものではなくソフト・パワーや外国を含む広い概念であるはず」などと述べた。ソフト・パワーとは自国の価値観や文化によって相手を魅了・敬服させ味方につけること。


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