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安芸の宮島の謎を紐解く。嚴島神社は推古天皇の時代に佐伯鞍職によって創建された。古代より神の島と呼ばれ信仰されてきた宮島。御神体である島を傷つけないようにと嚴島神社は海の上に建てられた。「宮島には人が住んでいれば必ずあるものがない 一体なんでしょう?」とクイズが出た。正解は「お墓」。神の島において「死」は避けるべきものとして、島民の墓は全て島の外にある。
平清盛は厳島神社を一番最初に美しい社殿にした。若い時に高野山の建物の修理をしていた時に「厳島神社を信仰すれば出世する」というお告げがあり信仰した結果、朝廷のトップまでのぼりつめた。そのお礼に社殿を納めた。大鳥居の根本の地盤は安定していない砂地。松の杭を打ち込んで平らに固くして、置いているだけだという。重さが約60トンあるので波が来ても動かない。大鳥居はこれまでに8回倒壊している。教科書でよく見る偉人たちが宮島・厳島神社を訪れている。
国宝にして世界遺産である社殿は鎌倉時代再建されて、何回か修復されて現在の形になっている。床板は水はけのために隙間が空いている。平舞台もあえて柱には固定せずイカダのように浮く設計にしている。これまで幾度となく台風の被害にあっているが、本殿は一度も大きな被害を受けたことがない。拝殿から見ると目の錯覚で大鳥居が大きく見える。