めざまし8 (ニュース)
テレビや映画で最も権威のある賞の一つゴールデングローブ賞の授賞式で輝きを放ったのがドラマ「SHOGUN 将軍」。主演とプロデューサーを務めた真田広之さんはテレビドラマ部門で主演男優賞を受賞。さらに、助演男優賞は浅野忠信さんが受賞。ゴールデングローブ賞での主演男優賞、助演男優賞は日本人初の快挙。主演女優賞は1981年の島田陽子さん以来、日本の俳優としては44年ぶりにアンナ・サワイさんが受賞。「SHOGUN 将軍」は作品賞を加え4冠を達成した。英語以外の作品が「作品賞」や「主演男優賞」などを受賞するのは異例。さらに韓国の大ヒット作「イカゲーム シーズン2」を押さえての受賞となった。米・ローリングストーン誌は「歴史的大作『SHOGUN』がGG賞で圧勝」と報じた。出演者の多くが日本人でセリフの約7割は日本語にも関わらず“全米60冠”(エミー賞18部門、テレビ批評家協会賞4部門など)受賞してきた「SHOGUN」。真田さんは当時について、ハリウッドに日本の時代劇が撮れるのかという疑念もあったものの、不安をいだいている自分がそれを正したいと感じていたという。トム・クルーズさんの「ラスト サムライ」に出演するなど拠点をハリウッドに移して20年となる真田さんは、2003年当時の取材に対しても気づいたことはとにかく言おうと考えているとみなさんが聞きに来るようになっていったと振り返っていた。偏見・誤解を正すためスタッフにも積極的に口を出して完成させた「ラスト サムライ」の撮影を終えると、スタッフからも情熱を思い起こされたと感謝されたことを振り返っていた。「SHOGUN 将軍」で真田さんは主演俳優・プロデューサーとして日本の歴史や文化を忠実に再現することを心がけたといい、時代劇のスタッフを連れて本物の日本を実現することに注力した。真田さんは「言葉の壁を突き破った」「世界中の俳優や監督への大きなチャンスとなります」とゴールデングローブ賞授賞を振り返った。