悪化の背景/政府の対応は

2024年12月19日放送 4:37 - 4:40 NHK総合
国際報道 SPOT LIGHT INTERNATIONAL

ニューデリーから中継。エベレストの登山では少しでも負担を減らすため不要になった装備を放置するのはやむを得ないことだとされてきたという。更に、1990年代以降、エベレストの観光利用が進み観光客が増加するとごみなどの量も増加。この状況を受けネパール政府はごみなどの持ち帰りを呼び掛けてきたがルールが曖昧で監視も甘かったため大した効果は得られなかった。政府はごみなどの持ち帰りを義務化するなど規制強化に乗り出している。登山客には1グループ当たり4000ドルを支払ってもらい、一人につき8kg以上持ち帰った場合のみ返金するルールを厳格化した。更に登山ルートでの監視を強化するために登山家などで作る監視部隊を結成する方針とのこと。このほか、現地のNGOが登山客に専用のゴミ袋を配布する取り組みを行うなど草の根の活動も広がっている。


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エベレストニューデリー(インド)ネパール政府観光局

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