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2日JRグループが廃止すると発表した、乗車券の往復割引について。お得な割引きはなぜなくなるのか。SNSでは「寂しい」「ダメージがでかい」など、さまざまな声が上がっている。JRグループがおととい発表した乗車券の往復割引の廃止。するとSNS上では、鉄道ファンから割引廃止を惜しむ声が相次いだ。知らない人も少なくないJRの往復割引は、片道601km以上の区間を往復する場合に、運賃が1割引きになるサービス。実際、どのくらい安くなるのだろうか。例えば東京から広島を往復した場合、片道の乗車券1万1880円を行き帰りをそれぞれ購入したら、2倍の2万3760円になる。それが往復割引では1割引きとなるため、2万1380円で2380円お得になる。割引き対象となる601kmを超えるか超えないか、その境界の駅では、こんなことも。東京から新神戸までの場合乗車券は、片道9460円。往復では2倍の1万8920円になる。これが隣の西明石までとなると、東京から601km以上になるため、往復割引の対象となり、新神戸よりも1300円安くなる。こうしたことから、新神戸までの乗車でも、往復の乗車券は西明石まで購入するという人は少なくない。ただJRグループは往復割引を再来年の3月で終了すると発表。販売終了の理由について、交通系ICカードやネット予約サービスの普及で販売枚数が減ったためとしている。