大下容子ワイド!スクランブル NEWSドリル
戦後処理問題は課題山積。フィリピン残留日本人2世の総数は3815人、これまでに1649人が日本国籍を取得した。国籍未取得者は2166人でそのうち生存は134人、うち日本国籍を希望するのは約50人。日本国籍を取得するには、家庭裁判所へ就籍を申し立て、親子関係を示す文書や陳述が必要になる。フィリピンでは戦後の混乱で厳しい反日感情があったため日本名を隠し、日本人との関係を示すものを捨てて生活をしていたため、証拠を探すのが困難になっている。中国残留日本人の帰国は政府が支援している。1972年の日中国交正常化以降、政府が国費で帰国などを支援したが、フィリピンの場合は民間人が国策とは関係なく渡航したとの認識があり国からの支援が不十分。4月に石破総理がフィリピンを訪問し、残留日本人2世と面会、6月にタケイ・ホセさんの国費での一時帰国が実現した。スタジオの河合弘之弁護士は国籍取得の課題は行政としての慎重さもあるなどと話した。