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世界的な抹茶ブーム。京都の茶専門店「中村藤吉本店」では外国人が列をなし、高いものから売れていくという。開店40分で抹茶は完売した。生産地・和束町で茶農家を営む男性は「完全にバブル」と話す。この抹茶ブームで町の景観は緑から黒に一変。茶農家がてん茶(抹茶用)に転向したからだという。抹茶のもとになるてん茶は、収穫前に黒いシートをかぶせて日光を遮断する。ブームの裏で、煎茶の生産量が急減する事態にもなっている。品薄の影響で煎茶の価格は急上昇。JA全農京都によると、一番茶の価格は今年1kgあたり4482円で、去年より1000円以上高騰している。二番茶にいたっては去年に比べて6割以上値上がりしている。