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折笠俊輔さんとともにコメの流通について伝えていく。備蓄米をめぐっては、届いていないという声も聞かれている。折笠さんは新米が出る8月までに備蓄米を売りたいので7月までに流通の環境は整うのではないかと見ている。一方で流通の遅れは物理的な作業があるだけでなく、本来コメは12カ月流通させ続けることから、備蓄米の大放出は精米工場の稼働が追いついていないことが遅れにつながっているのではないかと見ている。また、今年の新米の生育状況がよくないことも懸念材料となる。備蓄米が底をつきた場合に再び高騰することも懸念されているが、小泉農水相は海外の無関税のミニマムアクセス米をめぐり、本来は毎年9月に入札しているのを今月から入札する方法に切り替えるという。折笠さんは備蓄米の保管も一気に買い入れず徐々に仕入れていくのではないかと見ている。そして、生産者が安心してコメを作れる環境を国は作ることが求められる。