ニュースウオッチ9 (ニュース)
政府の備蓄米は、先週、初回の入札が終わり、対象となった15万トンのうち、14万トン余が落札された。きょうから業者に引き渡す作業が始まり、埼玉県内にある倉庫では、落札した去年産のコシヒカリ12トンを、JA全農が受け取った。JA全農では、取り引きの実績がある卸売り業者に販売することにしていて、この際、消費者や流通に混乱が生じないようにするため、店頭で販売する際には、備蓄米と表記しないよう要請。産地と品種によっては、数量が限られるケースも少なくないことから、複数のコメをブレンドして販売する事例も想定されるとしている。備蓄米が実際にスーパーなどの店頭に並ぶのは、来週以降になる見通しで、高騰が続くコメの価格がどのように変化するかが焦点になっている。江藤農林水産相は「今週中には追加7万トン放出を発表する予定。需給が安定し、流通が正常化して落ち着きを取り戻すことを期待」と述べた。
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- 全国農業協同組合連合会江藤拓