モーサテ パックンの眼
パックンは「政府効率化省(DOGE)は政府の歳出削減が任務、米国起業家のマスク氏とラマスワミ氏の2人が率いる、政府機関ではなく大統領にアドバイスする顧問的立場、マスク氏は年間5000億ドル超の歳出削減を目指すとしている」などと述べた。平行政改革担当大臣も興味を示している。パックンは「新しい機関の設立はマスク氏側の発案。コスト削減が得意なエリート。しかし、マスク氏には公的な立場を自己利益のために使っているのではないかという声も今上がっている」などと述べた。懸念材料についてパックンは「内閣に使命した14人中5人が政府、軍の経験がほぼないキャリアビジネスパーソン。新しい動きが加速するかもしれない。しかし政府の事業は利益を生まないもの。コスパよく政府の仕事をしていただかないといけないが政府は赤字の仕事をするもの。米国連邦予算(2023年度)を見ると社会保障やメディケアというのは高齢者の医療などで、こういうプログラムは全部長期的な法律で定められており大統領権限で簡単に削減できない。いじれるのは全予算のほんの一部。70兆円相当の削減難しいだろう」などと述べた。パックンの視点「Did the government ask what to govern meant?政府ならアウト?」。パックンは「企業ならいいが政府としてアウトのことをやろうとしているのではないかという疑問を持つ。いち納税者としてコスパよく税金を使っていただきたい。独占している公的サービスを充実させないといけないのも事実。お金がない国民、医療とか教育とかみんなで出しましょう。政府の仕事は弱者を守ること」などと述べた。