NHKニュース おはよう日本 東日本大震災14年
震災の翌年から語り部の活動を行っている田村孝行さん、弘美さん夫妻。銀行に勤めていた当時25歳の息子を亡くした。夫妻は組織防災の在り方を考えてもらう活動に力を入れている。県外に出向き講演を行うと交通費や宿泊費に対し10年で約500万円負担した。田村孝行さんは「語り続けていくことが次の何かを変えていくのではないかと考えやっている」と話す。
語り部の担い手不足に悩んでいる団体もある。津波で市のほぼ半分が浸水した岩沼市での経験を伝えている。主に活動しているのは60〜80代のメンバー。被害の実態や教訓を伝えていけなくなるのでは、と懸念している。