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プロ野球の新監督に迫るシリーズ。西武・西口文也監督。今シーズン、チーム打率がパリーグ歴代最低を更新。91敗は球団創設以来ワーストとなった。チームの立て直しを担うのが、2軍監督から昇格した西口監督。現役時代は代名詞ともいえるスライダーを武器に、通算182勝、日本一にも2回輝いた。強い西武をどう取り戻すのかウオッチ。今シーズンの低迷を2軍監督としてどう見ていたのか、率直な思いを聞いた。西口監督は「私自身もどうしたのかなと。打てなかった所が大きな原因だと思っている」と語った。黄金期直後の強い西武で現役時代を過ごしてきた西口監督。監督に就任し、以前と比べて、もの足りなさを感じる部分もあるという。打撃の改善に加え、緊張感を取り戻しながらチームを再建したいと考えている。早くも独自色を打ち出している。象徴的なのが、秋のキャンプで連日行った紅白戦。数をこなせるようにと、ピッチャーの代わりにピッチングマシンを設置。試合形式にすることで緊張感を持たせ、場面に応じたバッティングを身につけさせるねらい。
西武・西口文也監督は、練習でも勝負にこだわらせようと負けたチームには宿舎まで歩いて帰るよう命じた。西武・児玉亮涼選手は「絶対に勝ってやろうってなる。次は」、拓殖世那選手は「勝ちたい気持ちは強くなる」と語った。一方で選手のモチベーションを高めることも忘れない。ポジションを奪い取る気持ちを持ってもらおうと、キャンプ前にレギュラーの白紙を宣言。西口監督は「今のところレギュラーはショートの源田しか考えていない」と語った。セカンドでゴールデングラブ賞を2回受賞した西武・外崎修汰選手も例外ではないという。外崎選手は「昔のレギュラーとるぞという気持ちで練習に取り組めている」と語った。西口監督は「うちの投手陣だと大量得点はとられない。来年は1店でも多くとって勝ちにいきたい」と語った。新監督に聞くシリーズ、中日と楽天は来週伝える。