- 出演者
- 渕岡友美 檜山靖洋 勝呂恭佑 井上二郎 今井翔馬 赤木野々花 是永千恵
オープニング映像と挨拶。
今年度の補正予算案はきょうから参議院予算委員会で実質的な審議が始まる。与党側は“来週前半にも成立を図りたい”考えなのに対し、立憲民主党などは“なお問題点が残されている”として、追及を続けることにしている。政治改革に関する衆議院の特別委員会では、各党が提出した9つの法案の審議が本格化している。政策活動費の廃止など共通点はあるものの、自民党案で、外交上の秘密に関わる支出などを「公開方法工夫支出」として新たに設けていることについて、野党側は“抜け穴になる”と批判している。また、企業団体献金の扱いについて、自民党は透明化を図ったうえで維持すべきとしているのに対し、多くの野党は禁止を主張している。さらに企業団体献金を禁止する立憲民主党などの案で、“政治団体が対象から除外されているのは問題だ”とする指摘があり、その扱いも論点になっている。与野党双方には、“政治への信頼回復を図るには合意できる部分だけでも年内に結論を得るべきだ”との声があり、会期内の法改正の実現に向け接点を見いだせるかが焦点。また、衆参両院の政治倫理審査会では収支報告書に不記載があった議員のうち、合わせておよそ20人に出席を求めて来週審査会を開催する方向で調整している。
国営の中国中央テレビによると、習近平指導部は来年の経済運営の方針を決める「中央経済工作会議」を開き、中国経済の現状について“外部環境の変化による負の影響は深まっており、中国の経済運営は依然として多くの困難と課題に直面している”と指摘した。その上で金融政策について、これまでの中立的な姿勢から転換し「適度に緩和的にする」と決めた。この表現が使われるのは14年ぶりで、財政出動と金融緩和の拡大を組み合わせて、減速する景気を下支えする姿勢を強く打ち出した形。また、最重要課題として消費の促進を掲げ、米国のトランプ次期大統領の就任による貿易摩擦の激化に備え、内需拡大に力を入れる方針を示している。ただ、“政府のこれまでの景気対策は不十分だ”という指摘も出ていて、今後、どこまで効果的な政策を打ち出せるかが焦点になる。
2035年度までの温室効果ガスの新しい削減目標は、来年の2月までに国連に提出するよう求められており、国は2013年度比で60%削減するという案を軸に検討を進めている。この目標について、きのう研究者や若者の団体などが都内で緊急の集会を開いて“この目標は不十分だ”として引き上げを訴えた。地球環境戦略研究機関の岩田生リサーチマネージャーは、“パリ協定で掲げている世界の平均気温の上昇を産業革命前と比べて1.5度に抑えるという目標を達成するには日本は66%の削減が必要だ”としたうえで“先進国がリードしなければ、世界全体で1.5度に抑える目標を達成するのは難しい”と指摘した。また、東京大学の江守正多教授は、“日本の目標案は先進国の責任を考えると全く足りない状況”、若者団体のメンバーで大学生の芹ヶ野瑠奈さんは、“1.5度に抑える目標は未来の私たちとの約束。もう時間がない”とそれぞれ訴えた。温室効果ガスの新しい削減目標の案をめぐっては、250を超える企業で作る団体が75%以上の削減を目標とするよう提言するなど、国に目標の引き上げを求める声が相次いでいる。
ノーベル平和賞の授賞式などに出席するため、ノルウェーの首都オスロを訪れていた日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)の代表団は、現地での日程を終え、帰国の途に就いた。日本被団協・田中熙巳代表委員は「ほっとしただけでなく、やらなきゃいけないなと。これからどうやって広げて、つくりあげていくのか、応援してほしい」と述べた。代表団はあす午前、日本に到着する予定。
将棋の八大タイトルの最高峰「竜王戦」の第6局が行われ、藤井聡太七冠が佐々木勇気八段に勝ち、4勝2敗で制してタイトルを防衛するとともに、竜王戦4連覇を決めた。藤井七冠は「なんとか防衛という結果を出すことが出来て良かった」と話した。藤井七冠の次のタイトル戦は、来月12日に開幕する「王将戦」で、永瀬拓矢九段の挑戦を受ける。
気象情報を伝えた。
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三島由紀夫の長編小説「金閣寺」について、三島が現代を「人間病」などと構想していたことを示す編集者への手紙が見つかった。手紙は日本近代文学館(東京・目黒区)で開かれている三島由紀夫生誕100年に合わせた企画展で展示されていて、三島由紀夫の当時の住所などから金閣寺の連載が始まる前年の1955年6月に編集者にあてて書いたもの。この中で三島は新しい小説のテーマについて、「題は人間病、人間存在という病気の治療法についてあるいは人間病院というのです」などと記し、当初「金閣寺」とは異なる現代を考えいたことが分かる。「金閣寺」はきつ音によるコンプレックスを抱えつつも金閣寺の美しさに取りつかれた学僧の複雑な心理を描いた作品だが、手紙ではあらゆるコンプレックスを抱えた芸術家が主人公で、物語の設定にも触れられている。
先月、元高校球児たちが一堂に会する「マスターズ甲子園」という大会が甲子園球場で開かれた。毎年秋に開催されるマスターズ甲子園。全国から20チーム、877人が出場、9割近くの人は甲子園への出場経験がない。地方予選を勝ち抜くなどして憧れの地に立った。大阪代表はかつて甲子園を沸かせた強豪PL学園。現在野球部は休部状態だが歴史を紡いでいこうとOBたちが集まった。チーム最高齢、88歳の井元俊秀さん。PL学園野球部の1期生で、監督として初の甲子園出場を成し遂げたほか、桑田さんと清原さんの経験コンビをスカウトするなど長くチームに携わってきた。今回、井元さんは教え子に誘われて参加決めたそう。足を悪くしているがリハビリの回数を増やし、体力作りに取り組んだ。試合はPL学園の勝利で終わり、ウィニングボールは井元さんに贈られた。
水素で走る燃料電池車が世界で初めて一般発売されてから今月でちょうど10年を迎える。水素の活用の現状と普及に向けた課題について。豊田太解説委員が「車と水素ステーションの2つの連携というのが鍵を握っている。燃料電池車は、今年6月末現在の国内の普及状況はおよそ8500台にとどまっている。一方の水素ステーションも今年7月末時点で全国でおよそ160カ所というのが現状。安全対策が必要だということに加え、水素を高圧で圧縮する特殊な設備が必要ということもあってどうしてもコストが高くなってしまうということが背景にある。ビジネスとしてはなかなか採算が取れないとという声も聞かれる。燃料電池車のメリットは、水素を入れるのにかかる時間が短く、かつ航続距離が長い。これを生かせるのがトラックなどの商用車。ということで国はここに重点を置いて普及させたい考え。一方の水素ステーションも車が増えるのを待っているだけということではなく、例えば愛知県では給湯器やボイラーといった家庭や街中で広く水素を使ってもらって、そこに向けて水素を供給していこうということを目指している。水素は脱炭素に向けた有力な選択肢の一つ。日本にとっても国際競争力、それから経済成長といった面で重要な分野」とスタジオで述べた。
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4年後のロサンゼルス五輪を目指すサッカー男子の23歳以下の日本代表監督に、パリ五輪を率いた大岩剛氏が再任することが決まった。大岩氏は23歳以下のアジアカップを制し、パリ五輪ではベストエイト。五輪でオーバーエイジ枠がいないメンバーで強豪と渡り合ったことが評価され再任となった。
女子の代表の新監督は、デンマーク出身の・ニルスニールセン氏の就任が決まった。なでしこジャパンでは初の海外出身監督となる。
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Jリーグは、リーグ全体のレベルの底上げや事業拡大を見据えた海外展開を推進する拠点をヨーロッパに設け、来月から稼働することになった。新たな拠点、J.LEAGUE Europeは、ロンドン(英国)とバルセロナ(スペイン)に置かれ、現地のサッカー界に精通したスタッフが駐在する。活動はJリーグクラブの海外遠征の支援やヨーロッパのクラブとのマッチメイク、監督、選手、フロント人材のスカウティング、移籍のサポートなど多岐に渡る。また、日本選手の課題となっている移籍金の水準の引上げについても携わり、各クラブの収入増加を目指すとしている。
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プロ野球の現役ドラフトでロッテから西武に移籍した平沢大河が入団会見を行い、新天地での意気込みを述べた。平沢は2016年に仙台育英高校からドラフト1位でロッテに入団。2018年には112試合に出場したが、その後は出場機会が減り、今シーズンは1軍での出場はなかった。西武は西口文也新監督が最下位からの巻き返しを図り、選手間の競争を促していて、新天地での出場機会獲得を目指す。
スピードスケート全日本選手権がきょうから始まるのを前に、選手たちが会場で最終調整を行った。高木美帆選手は、今シーズン、ワールドカップ2戦を終えて、1000mと1500mで2連勝。全日本選手権では、500mも含めて3種目に出場。スピードに乗った状態での体の使い方などを確認。高木選手は「常にチャレンジしていきたい気持ちを持っている。自分を超えていくための挑戦をしっかりとしていきたい」と語った。男子は28歳の新濱立也選手。あすの500mに向けて、リンクの感触を確かめていた。新濱選手は「2024年最後の試合をいい形で締めくくって、新たな課題を収穫できるレースにしたい」と語った。
全国の気象情報を伝えた。
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関東甲信越の気象情報を伝えた。