1億人の大質問!?笑ってコラえて! 研究するにもほどがある理化学研究所の旅
理学博士・櫻井博儀さんに密着。サイクロトロンの総重量は8000トンで東京タワー2個分。電子が電気を帯びた状態のものをイオンと呼ぶ。イオンがサイクロトロンの中に入ると磁石の力で光速の70%まで加速。的となる原子核に衝突し多くの元素が生成される。この加速器は今までなかった新しい元素を生成することもできる。理化学研究所は約10年かけて新元素「ニホニウム」を生成することに成功。世界では4年ぶり&アジア初の快挙で2015年に国際的に認定された。和光市はこの世界的発見を称え和光市駅から理研まで続く道を「ニホニウム通り」と命名。ニホニウムはできるそばから崩壊してしまうため今のところ実用性はないが、アメリカで作られたアスタチンはがん治療薬として開発中。イタリアで作られたテクネチウムは画像診断に欠かせない元素として医療の世界で役立っている。櫻井さんは東京大学大学院理学研究科で元素の研究をスタート。1995年に理化学研究所に入所し本格的に研究を始めた。