イット! (ニュース)
日本の出生数が初の70万人割れとなり、少子化が想定を上回るペースで進んでいることがわかった。厚生労働省は人口動態統計を公表し、2024年の出生数は68万6061人で前年より4万人以上減った。第2次ベビーブームの1970年代前半には年間出生数は200万人を超えていたが、明治32年の統計開始以来過去最低となった。女性が生涯に産む子どもの数・合計特殊出生率の全国平均は1.15と9年連続で低下し過去最低となった。人口を維持するのは2.07が必要とされるが、全都道府県で下回った。東京都の出生率が1.0以下となるのは2年連続。子育て中の人から聞かれたのは金銭的不安だった。2022年の出生率が2.21だったのが岡山県奈義町。奈義町では独自の子育て支援策を打ち出し高い出生率を実現している。厚労省は急速な少子化に歯止めがかかっておらず危機的な状況に変わりない、対策に力を入れて取り組んでいきたいとしている。