ワールドビジネスサテライト (ニュース)
日産は2027年度までに完全自動運転「レベル4」の実用化を目指している。走るのはテストコースではなく一般車両も多い横浜市内の公道。日産本社から横浜赤レンガ倉庫周辺までの往復4kmを走る。実験車両にはカメラやセンサーが合計29台設置され半径150m内にいる車両や人の動きを認識。今回の実証実験では非常時に緊急停止できるよう人が座っているが、将来的には全てAI(人工知能)が判断する自動運転「レベル4」を目指す。終盤には、工事現場の警備員から止まるよう指示される場面も。このイレギュラーな事態にもしっかり対応。無事に走り終えた。自動運転車両の動きを見守っていたのが日産本社の中にある遠隔監視室。今後は実証実験を通じて、さらに改良を重ね2027年度にはレベル4の自動運転の実用化を目指す。それに先駆け、今年の秋ごろからは一般の利用者を乗せる自動運転サービスの実証実験を開始する予定で先行する海外勢に少しでも追いつきたい考え。日産自動車・総合研究所・木村健さんは今後の海外との開発競争に関して海外は多額の投資があるが、日本には日本のモビリティが必要とし、安全をしっかりと確保できるのは日本のメーカーだからだと思うとコメントした。またホンダとの統合が決裂したことに関して、技術面では特に影響はないという。今後はホンダに限らず一緒にやりたいという企業がアレば拒絶することなく考えていくとした。