ニュースウオッチ9 (ニュース)
G7に合わせて、カナダで行われた日米首脳会談。約30分間行われた会談で、 両首脳は米の関税措置について率直な議論を行い。赤澤大臣とベッセント長官ら担当閣僚に対し、さらに協議を進めるよう指示することで一致した。今回の会談では、認識が一致していない点が残り合意には至らなかった。これまでの交渉で、日本側は相互関税の他、自動車や鉄鋼・アルミニウムへの関税なども含めたアメリカによる一連の関税措置は遺憾だとして、見直しを強く求めてきた。アメリカの譲歩を引き出すために、大豆などの農産物やアメリカ車などの輸入拡大、アメリカ側が「非関税障壁」だと」指摘する精度の見直し。造船やレアアースなど経済安全保障面の協力といった内容を示してきた。日本側はこれら全体を一括したパッケージでの合意にこだわってきたが、政府関係者によると今回の首脳会談で一致できなかった項目に自動車関税が含まれているという。