THE TIME’ TIMEレポート
クリスピー・クリーム・ドーナツの看板商品は、オリジナル・グレーズド。日本に初上陸したのは、2006年。連日2、3時間待ちは当たり前の一大ブームを巻き起こした。ピーク時は国内64店舗にも拡大していたが、一時期20店を閉店するなど低迷が続いた。アメリカ本社の味を守りつつ甘すぎるという声に対応するため、たどり着いたのは日本独自の商品だった。オリジナル・グレーズドの表面を炙ることでほろ苦さをプラスし甘味を抑えた。この商品はアメリカ本部も大絶賛で、海外でも販売されるまで広がった。ほかにも、スーパーなどに専用の販売キャビネットを設置し手に入りやすくなっている。
ドムドムハンバーガーの人気復活のキッカケは、期間限定で登場する超個性的バーガー。ドムドムハンバーガーが誕生したのは1970年で、日本初のハンバーガーチェーンとしてフードコートから発展し全国に400店舗以上を展開していた。しかし親会社の不振などで激減し、絶滅危惧種といわれるほど低迷した。3年前に黒字化を達成し、現在28店舗まで復活した。復活のカギとなったV字回復メニューが、丸ごと！！カニバーガー。2019年に期間限定で発売したところ大ヒットした。