午後LIVE ニュースーン 蔵出しセレクション
連続テレビ小説「まれ」の舞台となった奥能登伝統の塩田。撮影の舞台となった石川県珠洲市。昨年震災、水害で大きな被害を受けた。塩田のシーンを指導した塩づくり職人・角花豊さん。昭和30年代から角花一家の記録が残っている。新日本紀行の映像を紹介する。揚げ浜式と呼ばれる塩作りは1980年代、生産者は角花さんひと家族になってしまった。1990年代に保存会が発足。2008年、国の重要無形民俗文化財になり現在生産者が増えている。揚浜式の特徴は海水を均等にまき、天日干しは晴れた日だけ。更に釜で煮るのも13時間ほどかかるという。去年の震災で海底が隆起し、海岸までの距離が遠ざかった。「まれ」に出演した常盤貴子さんは角花さんの家を震災後に訪ねたという。
去年1月の地震と9月の豪雨災害で被害を受けた奥能登伝統の揚浜式塩づくり。連続テレビ小説「まれ」に出演した常盤貴子さんが震災後、塩職人・角花さんを訪ねた。地震の影響で海底が隆起、海までの距離が以前より60m遠ざかった。海水を煮詰める釜も割れ出荷できない状況が続いている。角花さんが作った塩をスタジオに用意した。能登の塩はまろやかなのが特徴。刺し身にかけて食べても美味しいという。角花洋さんは今年仮設の釜屋を建てて塩作りができればと話している。
「おむすびニッポン」、今回は石川・能登の塩を使った塩むすびにまつわる物語。被災後に大学生ボランティアに助けられ、笑顔に救われたという塩田を取材。恩返しのためにも自慢の塩を復活させたいという地元の人たちを追った。珠洲市内は未だ断水中の地域もある。角花さんは塩づくりを再開できていないということ。