立川志らくの演芸図鑑 立川志らくのスペシャル対談
多くのドラマ、映画に出演している俳優の相島一之が登場。25年1月にスタートする大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」では何も仕事をせず、生き延びたキャラクターを演じる。元々、相島は物書きを志し、ミステリーを執筆するために法律を学び、弁護士になるという迂遠な計画を立てていたが、授業に出るのが億劫になったという。体育の授業で知り合った学生から演劇に誘われ、相島は物書きになる上で肥やしになるかもと考えた。演劇の道に進むことになり、相島は東京サンシャインボーイズを旗揚げした三谷幸喜と出会った。台本に加え、稽古中に飛び出す演出のアイデアも面白かったという。2008年、相島は「消化管間質腫瘍」のステージ4と診断された。転移や浸潤がみられず、特効薬が奏功し、前年に結婚した細君の献身的なサポートは、医師も賛辞を送るほどだったという。再発のリスクを抱えるなか、好きなことはやっておきたいと、相島はバンドや落語を始めたという。