ニュースウオッチ9 (ニュース)
8割近い人が持っているこのマイナンバーカードと運転免許証が一体化したマイナ免許証の制度が来週から始まる。さまざまなメリットがある一方で、システムには課題もあり、改善されることし秋までは注意が必要。都内で行われたマイナ免許証の取得手続きのデモンストレーション。事前に来場の予約をしたうえで、受付機で手続きをすると申請書類が印刷される。その後、マイナンバーカードを読み取り機の上に置いて手続きを行い、申請書類を提出するという。この際、署名用電子証明書の暗証番号を入力することで、マイナ免許証のメリットを活用できるようになる。警視庁鮫洲運転免許試験場・須賀康司試験場長は「自身のマイナンバーカードの暗証番号、事前の確認をよろしくお願いする」と述べた。マイナンバーカードのICチップに、免許証番号や有効期限などの情報を記録するマイナ免許証のスタートは、来週24日に迫っている。マイナ免許証は、引っ越しの際は役所に届け出をするだけで免許証の住所変更も可能になり、免許証の更新時の講習をオンラインで受けられるメリットがあるとされている。マイナ免許証を取得するか、従来の免許証を持つかは選択でき、両方持つことも可能。メリットの一方で要注意なのは、マイナンバーカードの有効期限が迫る中でのマイナ免許証の取得。ことし秋までは、マイナンバーカードを先に更新してから、マイナ免許証を取得。逆にした場合、現在のシステムでは免許証情報が引き継がれず、再び警察署などで手続きのやり直しが必要。システムが改善され、情報が自動的に反映されるのは秋。さらに秋までは、マイナ免許証を先に取得し、車で役所に出向いてマイナンバーカードの更新を行うと。従来の免許証情報が引き継がれていない。そのまま帰路で運転すると免許証不携帯の状態になり、交通違反に問われる。坂井国家公安委員長は「免許証の更新などの崔、マイナ免許証のメリットなどを踏まえ選択肢の1つとして検討を」と述べた。