歴史時代小説で描く多様性

2024年2月13日放送 4:50 - 4:59 NHK総合
視点・論点 (視点・論点)

作家の村木嵐が「歴史時代小説で描く多様性」について解説。村木は2023年「まいまいつぶろ」で日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞している。「まいまいつぶろ」は徳川九代将軍家重とその側近大岡忠光を主人公に書かれた小説。脳性麻痺により様々なハンディキャップを背負っていたとされる家重と16歳の時家重の小姓に抜擢された忠光の物語。歴史的に評価が低く暗君だとされている家重だが、実際は下級武士の子だった田沼意次を取り立て享保の改革を完成させるなどの功績を残しておりその政治手腕は再評価される可能性があると村木は語った。大岡忠光は名奉行・大岡越前の遠縁にあたるが駆け出しの頃はわずか三百石の旗本だった。後に家重の側近として二万石の領主となり若年寄にまで上り詰めている。暗君とされている家重と同様、田沼意次、大岡忠光も歴史的な評判は決してよくはない。しかし、残されている資料を客観的に読み解くと歴史的人物にも多面的な側面をみることができると村木は指摘し「300年前の将軍を等身大の一人として理解できるかどうかは現代の私たちがどこまで多様性を認められるかにかかっているのではないでしょうか」と語った。


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