遠くへ行きたい 遠くへ行きたい
浜口京子が向かったのは新潟県十日町市。やってきたのはレスリング道場。15歳から20年間訪れた全日本女子レスリング強化合宿の道場だという。9年ぶりに合宿でご飯を作ってくれていたという林さんと出会った浜口は再会を嬉しいと答えた。次に向かったのは大地の芸術祭が行われているエリア。訪れたのは街の中心の美術館の越後妻有里山現代美術館 MonETへ。311作品が街なかにあるが過疎高齢化の進む待ちに人を呼び込もうとしている。2000年から開催されている世界最大級のアートの祭典は、地域の文化や自然と結びついたアート作品が展示されていた。最初に訪れたTunnelもその一つ。浜口はたくさんの作品をみてまわった。小学校を舞台に田島征三の絵本の物語を体感できる場所も。卒業生や集落の人も制作に参加し、廃校は賑やかさを取り戻した。
築100年の古民家にやってきたがここは中越地震で被災した古民家が食事や宿泊ができる場所として生まれ変わった。命を育む大地の土をテーマに日本を代表する陶芸たちの作品が展示される。「うぶすな定食」きつねの小鉢は地元の人が育てた新鮮な野菜を使った家庭料理。味の感想に浜口は美味しいと答えた。次に、向かったのは笹団子の店。もちや菓子店にやってきたがこの店の笹だんごをいただく。次に高田地区にやってきたがここは県内でも有数の豪雪地帯。大雪でも歩けるようにと軒を伸ばした雁木の通路が続く。
雪国に伝わる伝統工芸がある。旧今井染物屋にやってきたがバテンレースを作っているという。ドイツ発祥のバテンレースは幅1センチほどのブレードと呼ばれる口飾りで輪郭を描きその内側に手縫いで様々な模様を施すのが特徴。模様は20種はあるという。雪国なので家出できる作業を女性たちが家庭内で子守をしながら行っていた歴史があるという。明治時代にこの地に伝わり女性たちの手で守り継がれてきたバテンレース。懐かしいピアノカバーは昭和の大ヒット商品。そのバテンレースを専門としては旧今井染物屋だけ。体験教室も開いているということで、浜口も千鳥模様をぬい、ピアスが完成した。