2024年10月12日放送 22:00 - 22:30 テレビ東京

新美の巨人たち
【アートの秋を楽しむ!「大地の芸術祭」×和田彩花】

出演者
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(オープニング)
今回は…

今回は新潟で開催される国際的なアートイベントの大地の芸術祭を特集。

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たくさんの失われた窓のために内海昭子大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2024新潟県
オープニング

オープニング映像。

新美の巨人たち
越後・大地の芸術祭 始まりは“おみくじ”

和田彩花がやってきたのは新潟県。アーティストの佐藤悠さんが手掛けたのは大割野おみくじ堂。もともと婦人服などを扱っていた百貨店だった場所だったがその場所をゲームのできる場所に。ピンボールがおみくじになっていておすすめのアート作品を紹介してくれる。和田も挑戦した。大地の芸術祭は3年に一度、新潟県の南端の十日町と津南町の通称越後妻有で開催。2000年にスタートし、今年で9回目となる。6つのエリアに展示されている300点以上のアート作品がある。和田は大割野おみくじ堂のある津南エリアから中里エリアへ。

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たくさんの失われた窓のためにトンネルレアンドロ・エルリッヒ中里(新潟)内海昭子十日町市(新潟)大割野おみくじ堂大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2024新潟県津南町(新潟)
越後・大地の芸術祭 No.1の映えスポット

和田は中里エリアへ。日本三大峡谷の一つの清津峡がある。そのトンネルが大自然をアートに変貌させた大人気スポット見えない泡。しましま模様は近くを流れる川と風の動きを表現している。オブジェの中にはトイレがあり、壁がマジックミラーになっていて中から雄大な景色が楽しめる。このトンネルそのものが巨大な作品で、マ・ヤンソン&MAD アーキテクツのTunnel of lightもありマ・ヤンソンは斬新な作品を世界に発表する気鋭の建築家。かつて観光用に作られた全長750mの清津峡渓谷のトンネル内に奥に進むにつれていろいろなアーティストに出会える仕掛けを考えた。幻想的な照明の作品は色の表出。トンネルを異なる色の光で照らし音楽とあわせ未知の世界へと誘う。さらに、奥に進むとまるでエイリアンの宇宙船の内部のようなミステリアスな雰囲気に。Tunnel of lightのさ代の見せ場はトンネルからぽっかり除いた清津峡の絶景は楽しめ、鏡のような床は、湧き水を張ったもの。何一つない表面に峻厳な岩がうつりこみもう一つの世界のよう。トンネルの壁に張り巡らされたステンレスは反射率を利用して幻想的に木々を映し出す。ここは大地の芸術祭で一番の映えスポット。作者のマ・ヤンソンはこの作品の狙いについては実際に訪れると写真よりも美しくもっと違う体験ができこの場所の光や雰囲気などを感じてほしいという。トンネルの中から外の世界で起きる変化を目撃することで中と外の境が曖昧になっていくさまを発見してほしいと語った。

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MADアーキテクツTunnel of lightしずくオルドス美術館ハルビンオペラハウスライトケーブ中里(新潟)大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2024色の表出見えない泡
越後・大地の芸術祭 森の奥に光のアート

川西エリアには大地の芸術祭の目玉作品が。深い森の奥に佇む建物内部は柔らかな光がさす、仄暗い部屋の中でゆったりした気分にさせてくれる作品。そのタイトルは光の館で作者はアメリカ人アーティストのジェームズ・タレル。タレルはこれまでも世界各地で光を使った作品を多く手掛けてきた。ここでは文豪の谷崎潤一郎の陰翳礼讃に感銘をうけて光と影をテーマにしたという。光の館の一番の見どころは天井に仕掛けがある。

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The Light Insideジェームズ・タレルローデン・クレーター光の館大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2024川西(新潟)谷崎潤一郎陰翳礼讃
越後・大地の芸術祭 光と影の魔法

ジェームズ・タレルの光の館の一番の見どころは天井に仕掛けがある。和田が寝そべって天井を見上げると天井の一部がスライドし空が出現。12.5畳の和室のOutside inは天井を開け放って空を眺める作品。日没時間間近になると空の色が違って見えると和田が答えた。およそ40分のショータイムが行われ部屋の色が様々に変化していく。すると室内の明かりとともに空の色も変化してみえる。ピンクの部屋で見る空は緑色に。青い部屋からは黄色に。目の錯覚で空の色も変化してみえるという。さらにこの場所は宿泊も可能。

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Outside inジェームズ・タレル光の館大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2024川西(新潟)谷崎潤一郎陰翳礼讃
越後・大地の芸術祭 アートを遊び尽くす

十日町エリアにやってきた和田。大地の芸術祭の顔とも言える越後妻有里山現代美術館 MonETにあったのは水の上にはられた板をわたる体験型のアートが。レアンドロ・エルリッヒのPalimpsest: 空の池は常設作品。建物が水面に映り込んでいるようにみえるがプールのそこには描きこまれた絵。その絵の上に板を渡して作られたのが原倫太郎+原游の阿弥陀渡り。まるであみだくじの上をわたっているよう。芸術祭の期間中に、ここで12点の期間限定アートが楽しめるという。作者の原倫太郎さんはキュレーターとして作品の選定も行ったという。楽しめ遊べることを重要視したと答えた。中でもおすすめの作品はヌーメン/フォー・ユースのTape Echigo-Tsumar。包装用テープで作られた奇妙なアート。

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Palimpsest: 空の池Tape Echigo-Tsumarヌーメン/フォー・ユースレアンドロ・エルリッヒ十日町市(新潟)大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2024越後妻有里山現代美術館 MonET阿弥陀渡り
越後・大地の芸術祭 生と死を見つめる

十日町エリアには廃校になった小学校がある。そこには誰もない体育館の床には藁が敷かれていて、壊れかけの扇風機が音を立てている。クリスチャン・ボルタンスキーとジャン・カルマンの作品の最後の教室は、白い布の上に透明な棺のオブジェが。かつては賑わっていたはずの教室だが生と死を思わぬ形で目の当たりに。和田は今回の感想にアートの見方が変わったと答えた。

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クリスチャン・ボルタンスキージャン・カルマン十日町市(新潟)大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2024最後の教室松之山町立東川小学校
(エンディング)
次回予告

新美の巨人たちの次回予告。

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