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今日の内容のダイジェスト映像。今日は、「舟越桂」を特集する。舟越桂は、人物彫刻の巨匠。「人間とは何か?」を問い続けて、2024年3月29日に永眠した。享年72歳。篠原ともえが舟越桂の作品を取材する。
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オープニング映像。
今週は、彫刻家の舟越桂を特集する。今週のアートトラベラーは、篠原ともえ。篠原ともえが、神奈川県・箱根町にある「箱根彫刻の森美術館」を訪れた。現在「箱根彫刻の森美術館」では、11月4日まで舟越桂の美術展「舟越桂 森へ行く日」が開催中。その開館時間や入場料金などが紹介された。そして篠原ともえが館内に入り、展示されている舟越桂の作品の「冬の本」「砂と街と」等を見て回り、感想を語った。
引き続き篠原ともえが、館内の展示物を見て回った。やがて、ある作品に注目した。それは、2003年の「水に映る月蝕」という作品。ここまで見てきたリアルで現実的な人物の彫刻とは違い、天使や怪物のような異形の姿をした彫刻だった。篠原ともえがそれを見て、「凄いインパクト。ずいぶん作風が変わった」などと感想を語った。
続いては、篠原ともえではなく番組スタッフが、北海道・北斗市にある「トラピスト修道院」を訪れた。そして、神父の坂本耕一さんに話を聞いた。この修道院には、舟越桂の作品がある。それが、1977年の「聖母子像」。坂本耕一がその作品を見ながら、その作品について説明した。舟越桂の父親の舟越保武も、彫刻家だった。舟越保武の代表作である「日本二十六聖人殉教地」は、長崎県の指定史跡になっている。
続いては作家の天童荒太に、舟越桂について話を聞く。天童荒太の小説「永遠の仔」「悼む人」の表紙には、舟越桂の彫刻の写真が印刷されており、天童荒太と舟越桂の間には交流もあった。天童荒太が、舟越桂の思い出や舟越桂の彫刻について語った。また、前述の「箱根彫刻の森美術館」の美術展「舟越桂 森へ行く日」に展示されている、舟越桂の作品「海にとどく手」「山と水の間に」「水に映る月蝕」が紹介された。
続いては番組スタッフが、東京都・八王子市にある東京造形大学を訪れた。ここは舟越桂の母校。舟越桂は在学中にラグビー部を創設するほどのスポーツマンだった。さらに50歳頃から、この大学で彫刻の客員教授を務めていた。准教授の阿久津裕彦さんは、舟越桂と親交があった。阿久津裕彦さんが、前述の舟越桂の作品「水に映る月蝕」について語った。また、舟越桂の1998年の作品「山と水の間に」の人物の眼差しの部分が紹介された。そして、舟越桂が2022年のインタビューで、自分の作品の人物の眼差しについて語っている様子が紹介された。
再び篠原ともえが、「箱根彫刻の森美術館」の「舟越桂 森へ行く日」の展示物を見て回った。そして、展示されている作品の「立ったまま寝ないの!ピノッキオ!!」「遠い手のスフィンクス」「戦争を見るスフィンクスII」を鑑賞して感想を語った。また、「教会」「板切れの人形」という作品も紹介された。
その「遠い手のスフィンクス」「戦争を見るスフィンクスII」は、ノヴァーリスから影響を受けている。ノヴァーリスとはドイツロマン主義の詩人であり、その詩集「青い花」には、スフィンクスと少女の対話の場面がある。天童荒太の小説「悼む人」の表紙にも、舟越桂のスフィンクスの彫刻が使われている。天童荒太が再び登場して、そのスフィンクスの彫刻について語った。舟越桂は自分の作品についてほとんど語らなかったが、舟越桂が「水に映る月蝕」について語った時の映像が残っている。その映像を紹介する。
その映像が紹介された。舟越桂が、2020~2021年に「渋谷区立松濤美術館」で開催された美術展「舟越桂 私の中にある泉」の会場内で、「水に映る月蝕」の横に立ち、その作品について説明した。最後に再び、篠原ともえが「箱根彫刻の森美術館」の「舟越桂 森へ行く日」の会場内で、「水に映る月蝕」を見ながら感想を語り、エンディングとなった。
エンディング映像。
次回予告。
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