イット! しらべてみたら
39人が参加した東京・新宿を出発して房総方面へ向かう日帰りバスツアーは、海鮮食べ放題ランチと買い物を楽しんだ後、大人気のレジャースポットをたっぷり満喫。料金は1万1980円から(オリオンツアー)。バスに揺られることおよそ2時間半、最初にやってきたのは千葉県館山市にある「漁師料理たてやま」。ここで味わえるのが、鮮度抜群の海の幸の数々。今が旬のハマグリ、ぷりぷりのカキ、さらにサザエや肉厚なホタテなど、とれたて海の幸の数々を熱々の浜焼きにして70分の食べ放題。さらには、好きなお刺身でオリジナルの海鮮丼も作れて、こちらも食べ放題。バスツアー初参加者の東京から来た40代女性は、焼きたてのサザエをほおばり、「すごい弾力、おいしい」と話す。大急ぎで周りの人の分まで網にのせていたのは、海鮮食べ放題付きのツアーに200回以上は参加しているという“浜焼きの達人”三木さん。時間内により楽しむためには、いくつかコツがあるそうで、時間を省くため、お代わりは持てるだけトレーに入れるのが鉄則。さらに、貝が焼きあがるまでの時間は、すぐに食べられる海鮮丼を作る。すると、席に戻ったところで貝が焼きあがる。三木さんは、わざわざ持参した貝むき用のナイフを器用に使ってホタテをきれいに外し、早速、焼きたてをいただく。さらに、三木さんは自分が楽しむだけではなく、バスツアー初参加者の60代女性にコツをレクチャー。60代女性は「お世話して焼いていただいて食べられるから、ここの席は最高です」と話す。一方、三木さんは周りのお客さんたちが食事を終えても、ひたすら焼いて食べ続ける。結局、70分間食べ続け、食べた数はホタテ17個、カキ6個、ハマグリなど13個、サザエ15個の合計51個。この結果に三木さんは「10個のせて10分で5回焼いたら50個でしょ。最後の10分で食べるんだから、ほぼ計算通り」と大満足。
お腹が満たされた一行は、バスに乗ること1時間、千葉県鴨川市の鴨川シーワールドで3時間たっぷりお楽しみ。すると、先頭に陣取っていた60代女性が、チケットをもらうと同時に突然の猛ダッシュ。水族館が大好きという60代女性のお目当ては、アシカと記念撮影ができる“ふれあいイベント”の枚数限定チケット。園内を走り続けることおよそ3分、ようやく目的の場所に到着し、お目当てのチケットをゲット。他のツアー客の皆さんも満喫したアシカのパフォーマンスを見た後、60代女性は1回10組限定という貴重な記念撮影。さらに60代女性は、プロが撮った写真も購入して、旅のいい記念になったという。ツアー客の皆さんが一番楽しみにしていたのが、鴨川シーワールドで人気の“シャチのパフォーマンス”。ツアー客の皆さんはカッパを着るなど万全の準備で臨んだが、シャチの巨体による水しぶきは想像以上だったようで、ツアー初参加者(60代)は「びちょびちょ」と驚いていた。それでも夏にぴったりのパフォーマンスに皆さんは満足したようで、親子で参加した人(50代)は「おいしいものもいっぱい食べましたし、水も浴びて大満足です」「いつも車を運転して帰るので渋滞とか気になるんですが、きょうはバスなので安心して帰れます」、埼玉からの参加者(40代)は「楽しかったです。バスに乗って、普段行けない所に連れていってもらえて、お値段も、お安い!最高でした」と話す。ということで、食べ放題付きの日帰りバスツアーのお得な楽しみ方を調べてみたら、これまでの経験や工夫次第で、さらに満喫できることが分かりました。