イット! Flash UP!
世代を超えて故郷の襷を繋ぐ都道府県対抗女子駅伝。陸上界のニューヒロインの高校1年生のドルーリー朱瑛里選手と中長距離界のエースの田中希実選手が2区で直接対決。去年の大会で中学生区間ながら17人抜きを達成し一躍ニューヒロインの座に駆け上がったドルーリー選手。憧れは田中選手。その田中選手が異次元のスピードを披露。20位で襷を受け取ると一気に上位を追い抜いていく。27位から田中選手の背中を追いかけ食らいつくドルーリー選手。美しいフォームで高校1年生が大人の選手たちを抜き去っていく。パリ五輪でも期待される田中選手は19人抜きの快走で区間賞を獲得。ドルーリー選手も8人抜きで地元・岡山の順位を押し上げた。憧れの選手との初対決に大きな刺激をもらったようだ。レース後には田中選手と記念写真も撮影しアドバイスを貰ったという。無限の可能性を秘めた高校1年生は夏のインターハイでの活躍を誓った。一方、1区では石川代表の五島莉乃選手が能登半島地震で大きな被害を受けた故郷のため激走を見せた。沿道からの沢山の声援を受け区間賞を獲得。大会は宮城代表が29年ぶり2回目となる頂点に立ち幕を閉じた。