ザ・ノンフィクション 炎の中で死んだ父を僕は知らない2 父と母と家族のこと
次に訪ねたのは母・茂子さんの妹の妹、叔母さんのこと。両親の出会いについて、母は写真見てもきれいな人で大学生の頃は街を歩いていると声がかかっていた。スペインの大学を出た絵描きと言ったらサラリーマンとは違うようで互いに一目惚れで同棲生活を始めたという。両親は同棲をするなら結婚するようにと話し結婚、その後スペイン・バルセロナへ渡って生活。しかし皎児さんは酒浸りで離婚を決意しお金を親に借りて日本に帰国しようとしたがちょうどギフレさんがお腹におり帰国費用が出産費用となったという。 最初は良かったが芸術家と高慢ちきな女には普通の結婚生活は出来なかった話した。ギフレさんは進学を機に神奈川で寮生活を送っていたがその間に母は病んでしまい、妄想を語るようになり弟に逃げたほうが良いと言ったという。
火事からおよそ2カ月、この日訪れたのは父とよく展覧会を開いていてた陶芸家の寺田康雄さん。その寺田さんでも父については不思議な人でよくわからない人だったという。そんな寺田さんが皎児さんからもらった刀をもらった。そして絵について少しで良いから残していてほしいなど話し、その寺田さんの家にも皎児さんの作品があった。そんな寺田さんの家には娘や孫がおり、ギフレさんは芸術家でも普通に家族を持てる人と持てない人の違いはなんだろうと述べた。ギフレさんの旅は芸術家を訪ねる旅に。日本美術家連盟の池田良二さんは皎児さんと飲むことと一緒に展覧会を一緒にやることが出来なかったなど話した。そして絵と借金のことを話すとある有名芸術家の作品を家族は燃やしたという話もあるなど述べた。
そんなギフレさんに起死回生になるかもしれない策を見つける。「ミロ・マジョリカシリーズ」の作品が残されていれば借金も返済できる可能性もあるという。ミロは発見出来ないが昔のアトリエの写真などが見つかる。日記から記載されていた美術館に連絡すると父のものとは違う可能性があり八方塞がり状態となる。