午後LIVE ニュースーン (ニュース)
無痛分娩の地域格差について。背景には全国的な麻酔科医不足がある。また無痛分娩を指導できる医師も不足しているとのこと。フランスやアメリカでは多くの妊婦が無痛分娩で出産しており、こうした国では出産施設・医師が集約されているという。日本は出産施設が分散していて、1つ1つの施設に麻酔科医を配置するのは難しいとのこと。無痛分娩のためだけに出産施設を集約化する議論は性急だが、一方で地域の周産期医療体制をどう維持していくのかという課題も出てきており、無痛分娩も含めて地域の医療体制の維持という面で集約を議論していくことは必要になってくると思われる。無痛分娩を安全に行うノウハウを広げる取り組みも徐々に始まっている。国立成育医療研究センターでは他県から学びたい人を招いて訓練することも行っている。また高知県のように県が予算を出して専門医を招き、地域全体で人材育成に取り組む観点も必要になってくる。