焼失から6年 首里城再建へ ”幻の赤色”復活

2025年4月18日放送 0:15 - 0:23 TBS
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6年前、火災で焼失した首里城。現在進んでいる再建ではこれまでにない新たな試みが行われている。琉球の時代に使われていた“幻の赤色”を復活させようとしている。2019年10月、首里城が焼失。11時間以上炎上し、正殿を含む7棟が焼失。琉球漆芸の職人・宮城杉乃さん。漆芸とは漆でものを装飾する伝統工芸。宮城さんは大学で漆芸を専攻したのち、県外で働いていたが、地元・沖縄の首里城が焼失したことを受け、沖縄に帰ることを決めた。「久志間切弁柄」は琉球時代に使われた茶色がかった赤色の顔料。首里城は14世紀半ばに建てられたが、これまで戦争などで5度焼失。そのたびに色が塗られたが原料は不明。平成の復元では市販のものが使われていた。より濃い色合いが特徴の「久志間切弁柄」。これを再現し、令和の時代に琉球本来の赤色を復活させようとしている。
沖縄の風習など文化を研究している幸喜淳さん。首里城本来の色を取り戻そうと研究を進めてきた。1700年代の終わりごろに首里城の大規模改修をするという時の古文書が一式残っており、その中に「久志間切で弁柄を33斤収めなさい」と記載されていた。幸喜さんは調査で赤い水が流れる川を発見。泥を乾かして焼いたところ、綺麗な弁柄になった。2月、首里城正殿に塗り入れる日がやってきた。宮城さんは意外と発色が良くて、この色で首里城が見られるのが楽しみだと話した。この色をまとった首里城正殿は来年の秋頃に完成する見込み。


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