林修の今知りたいでしょ! (病気のサイン 経験者から学ぶ早期発見SP)
脳梗塞は血管が詰まり脳細胞が壊死する。運動機能や言語機能などが失われ、最悪の場合は死の危険もある。夏は水分不足で脳の血管が詰まる可能性があるため要注意。海外の研究によると、気温30℃を超えると脳梗塞の死亡率が上昇する。脳梗塞のサインは熱中症のサインと似ている。昨年脳梗塞を公表した藤崎奈々子は、軽度だったため大事には至らなかった。ある朝いつもと違うめまいがあり、左手の親指に力が入らなくなった。平衡感覚を司る小脳は手足を動かす役割もある。脳梗塞のサインは、めまいだけでなく体の片側だけ力が入らないなど他の症状も出やすい。40代で脳梗塞を発症した高柳さんはある夜突然右足に力が入らなくなった。両手両足が動かなくなる場合が多い熱中症と違い、脳梗塞は体の片側だけ動きにくくなる。また脳細胞が壊死しているので基本的に頭痛は起きにくい。