父に捧げるホームラン

2025年12月31日放送 9:33 - 9:43 NHK総合
熱談プレイバック 長嶋茂雄伝

長嶋茂雄といえば栄光の背番号「3」、3本の劇的なホームランを紹介。まずは父に捧げるホームラン。昭和11年、千葉・佐倉市で誕生。小学4年で出会ったのが野球だった。ある日の朝、茂雄の枕元に新品のグローブがあった。父・長嶋利が買ってきたのだった。役場に務める利は真面目一筋、家では子煩悩で4人兄弟の茂雄には甘かった。茂雄はますます野球にハマっていく。中学では野球部に入る。地区大会の決勝、9回ウラで茂雄は強烈なヒットを打ちサヨナラ勝ち。茂雄は千葉第一高等学校からスカウトされた。父・利は喜んだが、茂雄は佐倉第一高等学校に行きたいという。地元の高校で力を奮いたいという思いがあり、利は茂雄の背中を押してくれた。佐倉一高の練習は厳しかったが、茂雄は踏ん張り、2年生になると四番を任されるようになった。茂雄は後楽園球場へと通い、川上哲治などスター先週の打撃を観察し、家に帰ると何度もモノマネしイメージトレーニングをする。そんな茂雄の様子を利が見ていた。高校3年の夏、佐倉一高は千葉県予選ベスト4に進出。茂雄は晴れ姿を父・利に見てほしいと思っていた。利は仕事が忙しく茂雄の試合を見たことがなかった。試合がはじまり、スタンドには大応援団がいたが父の姿はなかった。茂雄の第3打席、超特大ホームランを放った。試合には敗れたが意気揚々と家に帰ってきた茂雄。父は大きいホームランだったなぁと言った。頑張る息子の姿を見ようと父はスタンドに来ていた。これが父に見てもらった最初で最後の試合となった。立教大学1年のとき、練習中にチチキトクの電報を受け取った。利は茂雄に野球をやるからには六大学で一番の選手になり、プロに入っても一番になり日本一の男になれと話し、息を引き取った。茂雄は東京六大学のスター選手に成長し、4年のときひあホームラン8本の新記録を達成した。


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