猛暑で異変!?私たちの食卓の未来は

2025年8月25日放送 19:46 - 19:52 NHK総合
クローズアップ現代 猛暑で異変!?私たちの食卓の未来は

淡路島にある研究施設では今、乳牛の暑さ対策として全国に先駆けた研究を進めている。淡路島でも熱中症や食欲不振になる牛が増えているという。熱帯に位置するカリブ海の島には暑さに強い牛が暮らしている。この牛と一般的な乳牛を交配させ世代交代を繰り返して生まれたのがスリック牛。4年前から人工授精に着手し、これまで9頭誕生させている。一般的な乳牛に比べ、毛の長さは半分ほどで体温調節がしやすい。牛乳の品質は変わらず、乳量の減り方が抑えられている。
みかんの収穫量全国2位の静岡県はシミュレーションによれば今後、みかんの栽培の適温を超える場所が沿岸部の栽培が盛んな場所に広がると予測されている。みかんは暑くなりすぎると日焼けしたりして市場に出荷できなくなる。そんな中、新たに期待がかけられているのが熱帯地域で栽培されているアボカド。今年度から静岡県が1760万円の予算を投じ、アボカドの産地化プロジェクトを始めた。シミュレーションではアボカドの生産に適した場所が広がっていくと予測された。現在、県は8軒の農家と栽培方法を模索している。


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