NEWS23 (ニュース)
猛暑の影響は食材にも。鮮魚店にずらりと並んだ生かつお。例年だとこの時期、まだ脂が少ないのだが、今年はその身の部分にある変化が起きているという。まだ7月だというのに秋にとれる戻りがつおのように脂の乗りが抜群だという。こちらの食堂では、表面をさっとあぶったかつおのたたきを日替わりメニューで提供。店では今週、かつおの仕入れ量を2倍にした。本来、旬ではないこの時期になぜ脂が乗ったかつおが現れたのだろうか。実は例年、東に抜けるはずの暖流である黒潮が、今年は太平洋側を北上。それにより暖水渦と呼ばれる周囲の海水よりも温かい渦ができ、青森沖にかつおが来た。今年のかつおは海水温が高いそのエリアにとどまって、餌をしっかりと食べたことで季節外れのおいしさになっているそう。今週末から来週にかけて10年に1度レベルの高温が予想されていて熱中症の危険性が高まりそう。宮城・石巻市の映像。山崎進一チーフ、水野紫津葉のコメント。