運搬千鳥 それ、どうやって運ぶんじゃ? 建造中の巨大船 どうやって運ぶ?
巨大船がどのように運搬されているか密着する。銀シャリ・鰻が全長約274m、幅約48mの巨大船の運搬をお手伝い。運搬を指揮する大平さんは一等航海士の資格を持つ船のエキスパート。三重県津市にある造船所「ジャパン マリンユナイテッド」。東京ドーム16個分の敷地で造られる巨大船は年間約8隻。日本が造る船は燃費効率が良く、世界中からオーダーが来るという。今回は建造中の巨大船の仕上げ作業のため、約1kmを運搬する。巨大船が狭い場所から動くのは難しいのでタグボートで動かす。
タグボートを確認するべく、名古屋港に移動した。名古屋港では年間約2万7000隻の船が往来するが、小回りの利かない大型船は入港しづらい。タグボートなしでは入港できない船も。タグボートについているタイヤは船を押す時のクッションになっている。大型船を引く時はロープをひっかける。タグボートはプロペラが360度回転して、抜群の操作性を持つ。5:45AMに名古屋港を出港した。巨大船は海水を1時間かけてドックへ注水した。ドックマスターの大平さんは高さ36mの位置にスタンバイ。タグボートとゲートをロープでつなげ引っ張り出した。タグボートのロープを巨大船につないだ。