異常気象と地球温暖化の因果関係を探る

2026年6月4日放送 4:05 - 4:14 NHK総合
視点・論点 (視点・論点)

今田由紀子准教授は「異常気象は人間活動による温暖化のせいだと、証明することは簡単ではない」と話す。喫煙者だから肺がんになると一足飛びに断じることはできない。遺伝、食生活、ストレスなどの要因も挙げられる。2016年、アジア全域で熱波が多発した。地球温暖化に加え、エルニーニョ現象も重なったという。だが、地球全体を計算する気候モデルを日本に当てはめることは難しい。四季の変化は激しく、急峻な地形は異常気象に多大な影響を与える。そこで、新しいデータセットを導入し、平成30年7月の西日本豪雨に当てはめた。温暖化によって発生確率は約3.3倍と確認されたという。今田准教授は「温暖化の影響がどの程度か、数字を示すことは人々に温暖化のリスクに対する実感を促し、対策の必要性を考えるきっかけになるでしょう」などと語る。昨年に設立された極端気象アトリビューションセンターでは異常気象の発生から1週間以内に分析結果をHPで発信している。今田氏は「1人1人が事態を正しく理解し、軽視せず、しかし恐れすぎることなく備えにつなげて欲しい」などと語った。


キーワード
気象庁エルニーニョ現象平成30年7月豪雨酷暑日極端気象アトリビューションセンター

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