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天皇皇后両陛下が年の初めにさまざまな分野の研究者から講義を受けられる講書始が皇居で行われた。両陛下はきょう午前、皇族方や学術関係者などとともに3人の研究者から講義を受けられた。初めに服装史学が専門の大阪大学の武田佐知子名誉教授が「古代の東アジアの国家では相互の関係を即座に見定められる衣服を身に着けている必要があった」としたうえで、衣服は身分を可視化する標識や民族の表象であり政治的意志の表明でもあったことなどを論じた。講義は1時間近くにわたって行われ両陛下は熱心に耳を傾けられていた。